演奏者紹介
大井駿(Shun Oi)、指揮/ピアノ
1993年、東京都出身。
パリ市立音楽院ピアノ科、ミュンヘン国立音楽演劇大学古楽科、ザルツブルク=モーツァルテウム大学ピアノ科、同大学指揮科に加え、ヤマハ音楽奨学支援制度創設以来初となる指揮専攻奨学生として、モーツァルテウム大学指揮科修士課程を修了。
2019年より、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団鍵盤楽器奏者。
指揮をブルーノ・ヴァイル、イオン・マリン、ピアノを迫昭嘉、ジャック・ルヴィエ、アンドレアス・グロートホイゼン、古楽をラインハルト・ゲーベル、クリスティーネ・ショルンスハイムの各氏に師事。
指揮者・ソリストとして、読売日本交響楽団、パリ警視庁吹奏楽団、モーツァルテウム管弦楽団、バード・ライヒェンハル管弦楽団、マイニンゲン宮廷楽団、ニュルンベルク州立歌劇場等のオーケストラと共演を重ねている。
内海博子(Hiroko Utsumi)、ピアノ
兵庫県出身、ドイツ・ミュンヘン在住。
兵庫県立西宮高校音楽科、沖縄県立芸術大学音楽学部器楽専攻ピアノコース卒業。在学中、ドイツ歌曲に魅了され渡独、ミュンヘン音楽・演劇大学大学院リート科修了。
ミュンヘンでは共演ピアニストとして歌手とリートやオペラ公演の他、ピアニスト木村理恵とのピアノデュオ活動も精力的に行なっている。他にはバイエルン連邦警察オーケストラとの共演、2018,2020年にはバイエルン歌劇場付属オペラ研修所にて新国立劇場海外研修時のコレペティトアも務めた。
2017年よりユーディ・メニューイン財団”Live Music Now”奨学生、2021年には公益財団法人 国際音楽芸術振興財団奨学生としてピアノデュオコンサートを開催(神戸)、2021/22シーズンはバイエルン州より“Junge Kunst und neue Wege“(若い音楽家の新しい道)より助成を受ける。
現在、ミュンヘン音楽大学非常勤伴奏員。
大梅慶子(Keiko Obai)、ソプラノ1
岐阜県出身。岐阜大学卒業後声楽家を志し、愛知県立芸術大学、東京藝術大学、ミュンヘン音楽演劇大学にてドイツ歌曲を中心に研鑽を積んできた。特にその透き通った声とドイツ語の表情豊かな演奏によってドイツ歌曲、宗教曲の演奏に定評があり、現在ミュンヘン内外の教会でソリストを務める傍ら、声楽アンサンブルや歌曲演奏の依頼を受けている。2021年には美術館Villa Stuckの展覧会でシューベルト歌曲の演奏を引き受けた。
これまでにDAADの語学研修(ISK)、官民協働海外留学支援制度トビタテ!留学JAPAN~日本代表プログラム~、文化庁新進芸術家海外研修制度(長期研修)研修員、Takaya Urakawa Stiftung、Bayern Innovativ、Yehudi Menuhin Live Music Now München e. V.より支援を頂いてきた。
声楽を鵜飼慶子、金原聡子、戸山俊樹、マルチェッラ・レアーレ、佐々木典子、Andreas Schmidt、Chen Reissの各氏に師事。リートをFritz Schwinghammer, Rudi Springの各氏に師事。
Susanne Kapfer、ソプラノ2
フリートベルク(バイエルン)出身のスザンネ・カプファー(ソプラノ)は、2021年2月にミュンヘン音楽演劇大学の宮廷歌手Andreas Schmidt教授によるコンサート声楽の修士号を取得し、現在はProf. Christian Gerhaher、Prof. Donald Sulzen、 Prof. Rudi Springの下で同大学修士課程リート科の学業を続けている。
国内外のコンクールで数々の賞を受賞し、2017年よりYehudi Menuhin Live Music Now München e. V.の奨学生として支援を受け、Deutschlandstipendiumを3度受賞している。
2019年にはSchlossfestspiele Ettlingenのオペラ「魔笛」で第一侍女としてデビューし、革新的な作品「Die BierOper」のアンサンブルの一人として活躍している。アウグスブルク、ミュンヘン、ボン、プラハ、ヴェネツィア、シュトラウスヴァルヘンでコンサートを行っている。
髙木真由美(Mayumi Takagi)、アルト1 (メゾソプラノ歌手)
秩父市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、卒業時に同声会賞を受賞。同大学院修士課程オペラ科修了。ヤマハ音楽振興会の奨学生としてザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。在学中よりザルツブルク大聖堂をはじめとする様々な教会でソリストをつとめる他、ザルツブルク・バッハ協会演奏会、チロル・イースター音楽祭、スペイン・クエンカ国際音楽祭などにも出演。
現在はドイツ・バイエルン放送合唱団のコンサート・コア、ミュンヘンフィルハーモニー合唱団に在籍する傍ら、ミュンヘンを拠点に教会音楽のソリストとして多くの演奏会に出演するほか、サロンコンサートやリーダーアーベントにも出演。2017年にはK.ナガノ氏が指揮する現代曲の演奏会でソリストを務めるなど、現代音楽の分野にも活躍の幅を広げている。
Ilme Stahnke、アルト2(メゾソプラノ歌手)
若きメゾソプラノは、2016年にミュンヘン音楽演劇大学で宮廷歌手Christiane Iven教授のもとで学士号を取得し、2019年からDaniela Sindram教授のクラスで研究を続けています。現在、同クラスで修士課程コンサート声楽を勉強中で、2023年に修了予定。イルメ・シュターンケは、在学1年目からすでに「Musiktheater im Reaktor」でヘンデルのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」の「ニーレノ」役を歌った。
最近では、バイエルン州立歌劇場のレンナートザールで、子供向けオペラ「マックスとスーパーヘルド:インネン」の「ヴィクトリア」役で出演している。Evangelisches Studienwerk Villigstの奨学生。
髙木太郎(Taro Takagi)、テノール1
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程修了。その後国際ロータリー財団奨学生としてザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学、同大学院リート・オラトリオ科を修了。2012年よりバイエルン放送合唱団の専属テノールを務め、2015年より芸術補佐も兼務している。
ルネッサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、これまでにザルツブルク音楽祭や国際バッハ週間をはじめとする様々な音楽祭の他、バイエルン国立歌劇場、ザルツブルグ州立歌劇場、BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)、ザルツブルク・バッハ協会等の様々な団体に携わる。それ以外にもヨーロッパ各地の教会におけるコンサートにソロで出演している他、合唱団と関係の深いバイエルン放送交響楽団やミュンヘン放送管弦楽団の定期演奏会でもソリストを務めている。
ミュンヘン在住。ミュンヘン日本語キリスト教会会員。
Jonas Häusler 、テノール2
若きテノール、ヨナス・ホイスラーは、2018年からミュンヘン音楽演劇大学の宮廷歌手Andreas Schmidt教授のクラスで声楽を学んでいる。声楽科在籍1年目に、同時に音楽学の修士号を取得した。これまでProf. Peter Sefcik、Prof. Thomas Heyer、Elisabeth Wachutka、Tobias Meisbergerらのマスタークラスを受講してきた。
ヨナス・ホイスラーは、定期的にソリストとして演奏している。例えば2019年にはハイドン「天地創造」でウリエルを歌い、2020年にはモーツァルトのオペラ「偽の女庭師」でポデスタを演じた。2021年秋、ローゼンハイムで行われた自由制作公演で、モーツァルトのオペラ「後宮からの誘拐」でペドリッロ役を歌った。2022年春、モーツァルトのオペラ「魔笛」でタミーノ役を歌う。
Niklas Mallmann 、バス1
ニクラス・マルマンは、テルツ少年合唱団のソリストとしていくつかのオペラハウスで著名な指揮者の元『魔笛』の童子役および『パルジファル』の小姓役として出演してきた。ミュンヘン工科大学で機械工学を学んだ後、ミュンヘン音大でフリーダー・ラング教授の元で声楽を学ぶ。バイエルン州立歌劇場とゲルトナープラッツ州立劇場で、小さな役を演じている。2017年にはPodiumJungerGesangsSolistenにて3位入賞。既にナクソス・レーベルでシモン・マイヤーやヘルムシュロットの初演録音を含むCDを数枚録音している。有名なオラトリオやミサ曲のほぼ全てのレパートリーを持ち、人気のあるコンサート歌手として活躍している。最近では2022年にミラノでドヴォルザークの「スターバト・マーテル」を歌っている。
浦野実成(Minari Urano)、バス2
埼玉県本庄市出身。東京藝術大学声楽科卒業。同大学院オペラ科修了後、国立ミュンヘン音楽大学大学院に留学し、故ハンノ・ブラーシュケ氏に師事。
卒業と同時にハーゲン市立歌劇場の専属バス歌手として契約、「フィデリオ」のロッコ役でドイツデビューする。その後も「魔笛」のザラストロ役等でバーデンバーデン、アウグスブルクなどの歌劇場にゲスト出演。
オペラ出演の傍ら、ミュンヘン・バッハ合唱団を始めとする数多くの演奏会に出演、カンタータ、ミサ曲、受難曲のソリストをつとめる。ドイツリートにも意欲的に取り組んで毎年のようにリサイタルを行っており、2016年には日本でシューベルト作曲「冬の旅」の演奏ツアーを行い好評を博す。
現在、バイエルン国立歌劇場専属合唱団員、及びミュンヘン音楽・劇場大学声楽常勤講師。